私達が知りたいこと
人生100年時代、と言われます。仮に65歳が定年だとして、中学を出るまで、15年。高校を出るまで、18年。大学を出るまで、22年。大学院まで出るなら、24年。もちろん、個別の事情はまた様々かと思いますが、私達の多くは、人生の内、40~50年程を勤労者として過ごすことになります。定年が伸びれば、もっと長く働くことになるかもしれません。
なぜ、働くのか
健康な年代に過ごす40~50年という時間の選択は、「どう生きるか」ということと、ニアリーイコール。私達は、様々な制約や、時の運に翻弄されながら、自らの生き方を決めていくことになります。当然、「働かない」という選択肢もあるでしょう。
現代は、大半の人間が狩猟採集をしたり、農作業をしていた頃とは、時代とは違います。現代社会にはそれなりに富の蓄積がありますし、生活保護だってあります。資産家ではなくても、その気になれば働かなくても何とか食べていけるという環境にある人は、それなりの数がいます。
そのような環境下で、あなたが働こうとしているのであれば、その理由は何でしょうか。
正解はありませんし、大層な理由でなくても構いません。
「お金を稼がなければならないから」
「家族を養わなければならないから」
「お金がないと将来や老後が不安だから」
というのでも、大いに結構。
もし、お金が理由だというのであれば、「仮に、一生かかっても使いきれないほどの大金を手にしたら、それでも働こうと思うかどうか」、についても、知りたいと思います。
何を、仕事にするのか
では、あなたが、何らかの理由で、働く意思を持っているとして、なぜ、今、その仕事に応募しようとしているのでしょうか。
あなたに、好きなことや、使命感を感じることがあり、それを仕事に出来れば、それが理想的なことかもしれません。しかし、そのような仕事に巡り合える人は、世の中の極々一部に過ぎないはず。現実は、身体能力や外見、才能、教育や学歴、環境、タイミング等々、様々な理由で選べる仕事の幅は制限されていきます。とはいえ、多少の運もあるにせよ、学歴や職歴を積み重ねる中で、一定の方向付けが出来ている方が大半ではないでしょうか。
これらは、これまでの生活や教育の過程で認識した好き嫌いや、親や周囲による刷り込み、向き不向きによるものもあるかもしれませんし、特に興味はなかったけど、縁があってやってみたら案外楽しくて、そのまま続けている、というものもあるでしょう。他にも、内定が出たのがここしかなかったから、とか、何となく響きが良かったから、とか、一緒にやっているメンバーと波長が合って楽しかったから、とか、理由は人によって様々かと思います。
特段、格好つけたものでなくても構いません。
あなたが、何を考え、どのように生きてきて、そして今、これを見ているのか。
これから、自分の人生を、どのようにしていこうと考えているのか。
世の中に、無数にある求人の中から、なぜ、当社の求人に応募しようとしているのか。
何も考えず、手あたり次第応募している、ということはまずないはず。
どのようにしてここまで辿り着き、そして、どこへ行こうとしているのか。
そしてその過程で、当社は、あなたの人生の中でどのように位置づけられるのか。
私達は、限られた時間の中で生きていて、一緒に過ごせる人も限られています。
少しでも長く、意義ある時間を一緒に過ごせる人に出会いたいと願っています。